昨日は音楽科に通う高校生の試験。
曲はショパンのバラード。
悩んで悩んでたくさん練習したけど、1週間前くらいから練習しすぎて疲れがたまり、全身の筋肉ががちがちでうまく弾けない。
誠氏に練習禁止令を言い渡され、とにかくレッスンを録画したビデオを何回も見て、イメージトレーニングするよう言われていた。
試験前日、彼女は完全には回復してなかった。
「試験当日も、練習しないようにね。何かやりたかったらビデオを見て頭の中だけで練習しましょう。」
と誠氏から言われた彼女は、ピアノを弾かないことがとっても怖かったことだろう。
ピアニストは誰でも演奏が心配になればピアノに向かうものだからだ。
試験後、電話で彼女と話した。彼女の声は弾んでいた。
助言を聞き入れ体調を取り戻せた彼女は、以前よりもずっといい成績がとれたらしい。
まだ若いから、自分の体の限界を知ってうまく調節することは難しい。
でも、練習方法にも問題があるのは確かだ。
漫然と、ピアノの前でだらだらと曲を何度も通したり、イメージのない練習をしても体力を浪費するだけだ。
もっとイメージすることに時間を費やしてほしい。
イメージが大切!!!