大分県では、6月あたりから多くのピアノコンクールが開催されています♫
一概にコンクールと言ってもそれぞれのコンクールに趣旨があり、
それを踏まえた上で、参加する側も目的や目標を持って参加コンクールを選びます。
今年も生徒たちはそれぞれの目標を持って、色々なコンクールに参加!!
コンクールの参加によって得られる最大のメリットは、、、
自分の本意がどこにあるのかがはっきりわかる事、だと思っています。
お母さんに勧められて参加した生徒も、なんとなく楽しそうだから参加した生徒も、
コンクール当日までの日々で、練習が進まなかったり、本当は出たくなかったんだと他己責任にしてしまったり、、、
私は当日が1ヶ月以内に近づいてくると、具体的な結果の予想を本人に知らせるようにしています。
酷、といわれるかも(笑)、ですが決して通告するような言い方でなく、
これでも私は大丈夫だけれど、どうする?というような感じです。
もしかしたら、予想していないだけかもしれないからです。
ステージ経験の少ない子や、小さい子の場合
通して弾くことが多くなって、弾き直しの癖がついてしまったり、、そんな時は
「コンクールの日は1回しか弾けなくて、1回目しかないけど、何回間違えるくらいでOKにする?」
なんていうと、キョトンとします。
「決めていいのよ、間違っても大丈夫。でも自分で回数決めようか。」
そこで、今は何回弾き直しをするか、録画をして自分で数えます♪
そうすると、、、
1回も間違えたくない!!と言って、突如モーレツに練習を始める子も。
ハイレベルな楽曲を演奏するコンクールに参加の生徒でも、
部分練習や、細やかにタッチを整える練習が疎かになってしまう場合もありますが
「このタッチだと、いくら音楽性豊かな演奏をしても、結果は求めている結果まであと一歩」
など伝えると、自分がどうありたいのかを再確認し、一つ一つの練習精度が上がってきます。
また、他己責任から抜けられずに本番、コンクールの結果が出た後に、
やっぱり自分はもっといい演奏がしたかった、と気づく生徒もいます。
逆に、舞台で気持ちよく弾きたい!!間違ってもいい!
ドレスを着てピアノを弾きたいだけ!!
という本意も、大いにアリです。
保護者の方にとっては、やるからには上を、と思われて厳しい声かけばかりになってしまうこともあるでしょう。
でも!生徒の口からそのようなことを聞き取った場合は!!
聴いてくれる方への敬意を持った練習をすることを約束して、
当日どんな演奏でも、保護者の方には褒めていただくお約束をします。
目的さえ定まっていれば、コンクールは確実に本人が成長するステージとなることでしょう♬
