うちの家では、クリスマス前にサンタさんに欲しいプレゼントを
夜空に向かってお願いすることになっている。
「何が欲しいの?」
「マジパンチ」
なんですと?
詳しく聞くと「マジレンジャー」(子供のヒーロー番組)
に出てくるボクシングのグローブのようなものらしい。
時間のあるときに、近くのトイザラスに足を運ぶが
なぜか置いていない。
一人目の店員は無愛想で
「陳列されていないのであれば、ありません」
客だって陳列されていないのはわかってる。
奥にあるかどうか調べてもらいたかったのだ。
忙しいとはいえ、ひどい対応だ。
もう一人捕まえて質問したら、忙しいにもかかわらず
いろいろ調べてくれた。
しかし、子供が言っているもののことは結局わからず、
的外れなほかのおもちゃのことばかり説明される。
ここは、おもちゃ専門店じゃないのか?
私の中でトイザラス神話は消えた。
近くのデパートに電話した。
「マジパンチありますか?」
「まだ在庫ありますよ。お取り置きしましょうか?」
これが普通の対応だ。
もう一軒。激安の殿堂。
「在庫は十分にありますよ。」
値段もデパートより安い。
結局、無事に買うことができた。
買ってしまったら、早く子供に渡したいものだ。
何とか、一件落着。