よく、
「レッスンの教材は何を使っていますか?」とか
「どれがいいですか?」などと聞かれるが
「生徒それぞれによって違うんです。」と答える。
それはテクニックの本にしろ、併用曲集にしろ
導入期でも上級でも、同じである。
昔、私達が習い始めた頃は
赤いバイエルから始まって・・・と、わりと決まったパターンがあったのだろう。
しかし、現在は導入期から、あらゆる教材が出版され
選択肢が広い。
そのためか、一時期は「バイエルは古いし、よくない」
などという言葉もきいた。
私はどの教材がよくて、どれがよくない、と言う考えを持っていない。
それぞれの生徒に、どの教材を選び、
そして一番大切なのは
どのように使うかという事である。
それは生徒の性格、練習の量、目標とするもの、
その時必要なテクニック、などによって違ったり
同じ教材でも違う使い方をする時もある。
時には自作のものもあり。
ちなみに導入期からの生徒の教材。
「絵おんぷからバイエルまで」
「バイエル」
「バーナムピアノテクニック」
「オルガンピアノの本」
「ピアノの森」
「ピアノランド」
「バスティン」
・・・・・などなど何でも。
引継ぎの生徒はそのまま使っている教材で進めることも多いし
「バーナム・・」などは、上級や、成人の生徒にも選んだりする。
上級者がよく使う「ハノンピアノ教本」は
テクニックの練習としてとても効果があるので使っている生徒も多い。
しかし、使い方を慎重にしなければ、
よくないタッチを定着させてしまうコトも・・・・!
新たな教材発掘をしばらくすることもなかったが、
今度、楽譜ショップによった時は
ちょっと目を通しておこう。