いよいよザカリエヴァ、マレーヴァ両氏を迎えての日程がスタートした。
英語は中学の頃から苦手の私はニコニコ笑いながら
「私には質問しないでね~」と
常に主人の後ろに付き、まるでしとやかな日本女性のように待機し
貝になる。
早速今日は私の生徒もレッスンを受け、もちろん聴講した。
生徒はかなり緊張していたが、
モーツァルトのピアノソナタはレッスンを受け軽やかに流れ始めた。
美しい音のバランス、そして細やかなペダリング。
私自身も良い勉強をさせてもらった。
彼女のレッスン終了後、次の受講生の受付をした直後
急激にめまいがし、吐き気が・・・。
そのままトイレから1歩もでられない状態になり意識も朦朧としてきた。
しかし、ホスト側として食事へお連れしなければ!
レッスン終了後何とか車に乗り込んだものの
最初の信号で、
「もうだめだ・・・。」と一人車から転げるように降り、両氏と主人通訳の方だけで発車。
携帯を家へ置き忘れていたおバカな私は
もうろうとしながらファミリーレストランに転がり込みタクシーを呼んでもらい
何とか帰途に着いた。