最近、米水津村(大分県です)の海風館(シーフーカンと読む)
に出かけ、あじの干物やウルメやイカの干物を大量に買い込んできた。
わたしの記憶が正しければ(古い!?)、
ここの干物は日本一おいしいのだ。
家に帰り、あじの干物を冷凍しようとした時、
フラッシュバックが・・・・・・。(前編)
あのころはまだ子供もいなかった頃じゃ。(若かった頃です)
主人と夜アジを釣りに佐賀関に出かけ、イカ釣りをしているたくさんの人に紛れ、
アジを釣った。
アジは入れ食いの大漁だった。
しかし、その日はイカが釣れないらしく、帰る人も出始めた頃、なぜかあじ釣りのサビキの
仕掛けでイカを釣った。私の針にかかったアジにイカが食いついたのだ。
(つり上げた時にはアジは半分になってました。)
初めてイカを釣った私は興奮のあまりイカを手づかみしようとしたら、
隣のイカ釣りのおじさんが
、「離れろ!」と大きな声で突然叫ぶ。
びっくりして離れると、イカがスミを吹いた。
「おじさん、ありがとう、これ、食べれるイカですか?」
「あ~、スルメイカじゃの、刺身がおいしい」
「さ・し・み!」
生まれて初めて生きたイカがおいしそうに見えた。
イカはアジ食いついているので針にはかかっていない。
逃げては大変と急いで手づかみにする。
「ぎえええぇぇっ~~~~~~!」
噛みつかれた。
びっくりはしたが、このおいしそうなイカを逃がしてはならないと言う
脊髄の命令で必死につかんでクーラーボックスへ!
気が付くと周りには人だかり。
イカ釣りの人たちはみんなイカを一匹も釣っていないのだ。
「今日は、もうだめや、帰ろう!」
そんな声も後ろから聞こえつつ、うれしさのあまり、もう一度クーラーボックスを開ける。
(後編へ続く)